2010年12月23日木曜日

誠ブログ始めました!

誠ブログで、ブログを始めることになりました。
ミュージック・コンシェルジュふくりゅう君とのプロデューサーユニット「happy dragon」名義で『コンテンツとメディアの近未来』といテーマで書いていきます。
一回り違う辰年コンビです。お見知りおきください!

http://blogs.bizmakoto.jp/happydragon/


happydragonでtwitterアカウントも持つことにしました。
http://twitter.com/happydragon2011
こちらもフォローをお願いします。

誠ブログは、ある程度、お行儀良く、ビジネス的に
その分、こちらのブログはぶっちゃけて、個人的に
という感じで使い分けができればと思っています。

引き続き、宜しくお願いします!

2010年12月4日土曜日

白鵬の優勝と国際化とは何かについて

 九州場所が終了して1週間経ちました。横綱白鵬の今年五度目(六場所中)の優勝で幕を閉じた。久々に千秋楽まで優勝争いがあって、盛り上がった気がします。子供の頃からの大相撲ファンの私も、横綱朝青龍の不行跡報道あたりから、ちょっとシラケて、最近は、熱心に見なくなってましたが、九州場所の後半は、録画して観ました。
 幕の内力士の土俵入りを観ていると、本当に外国人関取が増えましたね。外国人力士が増えたことをネガティブにとらえることも多いですが、私は必ずしもそう思いません。但、その理由は、民族で差別をしてはいけないとか、相撲界ももっと開放的に変化していくべきだとかいうことではありません。私は相撲に関しては、保守的ファンなので、むしろ逆のベクトルの考え方を持っています。相撲は、古くからの伝統をでき得る限り守っていくべきだし、海外の文化や行動様式を相撲界に持ち込むことには、基本的に反対です。(例えば、女性を土俵に上げないことにも賛成です。将来女性首相が日本に誕生しても、この原則は守って欲しいです。男女差別ではなく、むしろ女性に対する憧憬の象徴だと思っています。)
 私が白鵬を支持するのは、その取り口も考え方も、相撲の伝統に則っているからです。中途半端な日本人力士より、よっぽど相撲の歴史についても学んでいます。
 今の大相撲の源流をどこに求めるかはいくつかの考え方があるとは思いますが、私は日本の農村社会をベースにしていると考えています。昭和初期は、身体の大きい農家の三男坊は、お腹いっぱいご飯を食べるために、相撲部屋の門を叩いたと言われています。日本の農村社会が崩壊した現在、相撲界の基礎は脅かされるのは必然です。そこにモンゴルや東ヨーロッパの人達が入ってくるのも社会の構造を考えると自然なことなのではないでしょうか?
 そこで大切なのは、相撲が作り上げていた様式とその背景をきちんと伝承していくことです。日本語を教えるのは当然ですが、相撲の前提となっている文化をきちんと伝え、プロフェッショナルの関取になるというのは、その文化を背負うことであることを理解させるのが肝要です。朝青龍は素晴らしいアスリートで、横綱としては魅力的だったと思いますが(個人的には取り口が千代の富士に似ていて、私の好みではないのですが)高砂親方がきちんと教育できなかったことが、不幸なことでした。好角家としては、元大関朝汐は現役時代から、しまりのない男だったよな、と知った風な憎まれ口を言いたくなります。
 話を戻すと、近代化、都市化が進んだ日本で、伝統を守るのが難しくなった日本の大相撲を、相対的に西洋化が進んでいないモンゴルの人達に支えられて守っているというのが、私から見えている相撲界の風景です。私が好きなのは相撲そのものなので、大切なのはその伝統が継承されていくことです。仮に血族的には完全な日本人でも、伝統を背負う気概がなければ、意味がありません。そういう意味で、今の外国人力士達の中にも素晴らしい力士はいると思います。特に横綱白鵬は、日本人以上に日本人らしいですよね。

 国際化の流れは、インターネットの発達で、加速度的に進んでいきます。その際に、自分のアイデンティティをどこに置いて、何を変えて、何を変えないのかは大切です。相撲以外のことでは、私はリベラルな考えを持っていることが多いのですが、(例えばプロ野球は、国際標準の経営とルールに大至急するべきだと思っています。)日本人らしさは何なのかは、しっかり見極めて生きていきたいと思っています。

 ちなみに、私は近年応援しているのは、稀勢の里でした。早く大関にと思っていたのですが、結果が出ないので、諦めかけていたのですが、今場所の活躍をきっかけに(白鵬の連勝を止めたことは歴史に残ります)飛躍を期待したいです。

 

2010年11月30日火曜日

LOVE FMの経営移管とFM局の認可について

 名古屋のradio-iの破綻→放送免許返上に続いて、九州のLOVE FMが、経営破綻で事業譲渡しました。このニュースもtwitterで知ったのですが、そのやりとりで、私も含めて、みんなの知識が不十分だったことがわかり、少し調べてみました。
まず、今回の件は、「LOVE FM」(名称と免許)の運営会社が西鉄に代わる。西鉄は、コミュニティFM局、天神FMを運営していたのですが、法律的に2つのFM局は経営できないので、天神FMは廃止される。という内容です。実体としては、法人的には天神FMがLOVE FMを吸収合併して、名称はLOVE FMを名乗るという説明の方がわかりやすいですかね?
天神FMは、老舗のコミュニティFM局で充実した内容と確実なリスナーを持っていました。福岡にプロモーションに行く際は、私のマネージメントするアーティストもよくお世話になっていた局です。それだけに、愛着がある方も多く、天神FMが無くなる事に不満を感じた方がいたようですね。

 FM局に限らず、放送局は、総務省の認可がなければできない事業です。20年位前から数を増やす方針になったようで、現在はNHKを除いて、全国の各県におおむね1局以上のFM局がある状態になっています。
 音楽プロデューサーの現場的な感覚だとラジオ局は
1)NHK
2)FM局の王道という感じで、ほぼ全県にある、T-FM系列の県域のFM局、
3)若者向けの音楽に強い印象のある、2以外のFM局(J-wave、FM802、ZIPFM、north wave等)
4)昔からあって、中高年に強いAM局
5)新興の外国語放送局(InterFM、FMcocolo等)
の5つに分けて、イメージしています。
10年位前までは、FM局が火付け役になったヒット作やアーティスト(宇多田ヒカルが有名ですよね)もたくさんありましたので、地方キャンペーンの主軸はFM局の場合が多かったです。

そんな現場の耳学問的な私の知識は、
ラジオ局は認可ビジネスで、各県の新聞社や地場産業がまとまって親会社になっているのですが、外国語放送局は、新興なので資本が脆弱な場合が多い。その分、県域では認められない広域放送が認められている。
でした。
LOVE FMは、認可的には九州全域で放送できると聞いていて、今は九州北部だけだけど、営業活動がうまくいけば電波塔を増やしていく、というような噂もありました。今回調べて、実際の認可は現状の放送エリアと同じなことがわかりました。認可の趣旨的に九州エリアであれば、認可が得やすいということだったんでしょうね。
twitterのやりとりで、ラジオのお仕事をしている方でも認可のことを知らない方が多くて驚きました。
総務省関係の方にメール等で伺ったところ、
「県域FM局と外国語放送局の免許の違い」は、
放送区域と放送内容の違いだけで、
外国語放送局は、
「県域だと商売にならんということで当初から広域免許になってる由」
とのことです。

以下は、読み出すと頭痛くなるので、詳しく知りたい方のために、引用。
ちなみに、協会の放送→NHK、学園の放送→放送大学、一般放送事業者→民放
だそうです。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■放送局免許の基本的枠組みは「放送普及基本計画」に定められ、
(PDF資料→http://www2.arib.or.jp/johomem/pdf/1988/1988_0660.pdf )
第1 1(1)ア(ウ)超短波放送 (上記PDFのP2)
第2 2(2)ウ超短波放送 (上記PDFのP10~11)
にあるとおり、
FMラジオ放送は基本的には県域単位でNHKと民放1~2社、
他に外国語放送局が関東・中京・関西・九州の広域圏単位で1社免許。
(外国語放送の放送対象地域を別途定めている告示→
 http://www2.arib.or.jp/johomem/pdf/1995/1995_0052.pdf )
●外国語放送の内容→放送局開設の根本的基準第三条第四項(15)
 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25F30901000021.html
●事業譲渡や経営破たんの状況→ 
 http://radioradiko.blog52.fc2.com/blog-entry-55.html
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

これも初めて知りましたが、
外国語放送は阪神淡路大震災のとき外国人が情報遮断状態だったことを教訓に
1995年から電波の割り当てを始めた新しい放送局だそうです。
「国際交流の増進を目的として、外国語による放送を通じて日本人が海外の文化、産業
その他の事情を理解すること及び本邦に居住又は滞在する多くの国籍の外国人が
我が国の文化、産業その他の事情を理解することに資するものであること」
というのが認可の条件で、初期は全部英語のみで放送とかしてましたよね。
InterFMなどを聴いていると、この基準もだいぶ形骸化しているようですが。

ということで、調べていても、あまり楽しい話ではなかったです。
役所が認可をするビジネスが、時代遅れで倒れていくのは、
広く言えば日本航空とか、銀行とか、日本各所で起きていますよね。
総じて言うと、radio-iやLOVE FMの破綻は、これまで許認可をとれば、必ず成り立っていた
「ラジオ局」というビジネスが、景気の低迷やメディアの多様化で、つぶれることも
あるという、よく考えれば当たり前のことが起きているということだと思います。
テレビのローカル局が、各県ごとに3つも4つもあるのも、維持できないくなるでしょうね。

見方を変えれば、中身でユーザーに支持されることが今まで以上に重要になった訳で、
必ずしも悲観的に捉える必要はないと思います。
音楽を大切にしてくれるラジオマン達の働き場は、無くならないというか、インターネットの発達でむしろチャンスが増えたと思ってもらいたいですね。
そういう意味で、例えばradikoは、「難聴取者対策」という言い訳から脱して、ポジティブなビジネスとして発展して欲しいです。

そう言えば、総務省や放送関係者と話をするときは、放送と通信の「融合」ではなく、「連携」という言葉遣いをしないといけないと、最近、友人から聞きました。あほらしいね。実際は「溶解」なのに。

それから、本稿は、私なりに一通りは調べて書いたつもりですが、門外漢につき、勘違いや間違いがあるかもしれません。遠慮無くご指摘いただけるとありがたいです。

2010年11月27日土曜日

電子書籍は音楽配信の夢を見るか(4)

今回が完結編です。
いささか僭越ですが、電子書籍に提言をして終わろうと思います。

本稿は、出版社のデジタル担当の方向けに勉強会でスピーカーをした際に作成したものです。ですから、編集者の方に対する提言になっています。ちなみに、タイトル「電子書籍は~」も、私がつけたものではありません。A新聞社のS君が決めてくれました。彼が書いてくれた
紹介文は以下の通りです。
「出版コンテンツのデジタル化がもたらす未来とは。 デジタル化されたコンテンツを端末に
詰めて持ち運ぶ時代の波を、2001年の時点で受けていた音楽業界 流行の発信地であったHMV渋谷は消え、大手レコード会社は存在意義を失った。 出版業界の将来を展望するうえで、一歩先をいく音楽業界のたどってきた道を改めて見つめなおす。」


電子書籍に3つの提言

~音楽プロデューサーの立場から~

1.プラットフォームは、公共財と考える
 プラットフォームや技術フォーマットでの覇権争いは不毛。パブリックで透明性の
 高い仕組みを構築し、手数料率を下げ、IT事業者に主導権を握られずにコンテンツ
 側の配分を増やす方法を業界全体で考える。

2.マルチユース発想でプランニングする
 電子書籍を書籍の代替ではなく、多様で成熟した日本の消費者に対応しやすい
 ツールと前向きにとらえ、書籍や書店等の既存の経営資源と連動・補完させる戦略
 をコンテンツ(ジャンル)ごとに構築していく。携帯、タブレット、PC等デバイス
 ごとに対応したプロデュースワークを行う。

3.分配料率を再構築する
 分配料率の考え方そのものを再構築。紙の書籍の読み替えも著者直営(70%)も主流
 には、なり得ない。編集者の役割を著作隣接権的に捉え、企画、宣伝等貢献も数値
 化して検証していく仕組みを持つ。産業として、公平で再生産可能な、新しい分配
 思想をつくっていくことが肝要。

順に解説します。
1.プラットフォームは、公共財と考える
 コンテンツプロデューサーにとって、当たり前ですが、大切なのはコンテンツです。プラットフォームや技術フォーマットは、読者の利便性のために重要ですが、手段に過ぎません。現在の電子書籍に関する議論は、ここの整理が不十分な場合が多いようです。
村上龍さんが新しい電子書籍の会社をつくったのも話題になりましたが、さらっと「技術的な部分がリクープされた後は~」という部分があり、気になりました。デバイスやOSのバージョンアップに終わりはありません。この判断の主導権を持っていないと、IT側の費用がいつまでたってもリクープされない事態になります。実業では、そのことがかなりバイタルなポイントになるのです。読者の利便性を図った上で、作家や出版社などのコンテンツ側にできるだけ高い料率を担保することが、電子書籍における正義の筈です。
 余談ですが、村上龍さんの新しい会社に関する私の見解も述べておきます。音楽の著名アーティストが自分でレーベルをつくる事例に重ね合わせる論評も多かったですが、確かに似ていると思いました。その経験も踏まえていうと、アーティスト主導のビジネススキームが、業界のデファクトになったケースはありません。そういう意味では失敗すると思います。ただ、村上さんやその周辺の作家が、ご自分の料率や納得度が高い形でビジネスをすることができる可能性は十分にあると思います。ただ、これも音楽の例になぞらえるとすると、そこから才能ある新人アーティストが出てくるケースが非常に少ないのも、偶然とは言えない気がしています。
 角川歴彦さんが、著書の中で、日本国産クラウドの必要性について語られていましたが、私は、強く共感します。

2.マルチユース発想でプランニングする
素晴らし書籍をつくるというノウハウは、職人的なものでしょうから、どうしても、ディテールのノウハウに固執してしまいがちです。その職人芸を守ることも重要だと私は思います。ただ、デジタルコンテンツというカテゴリーができたときから、音楽も小説も映画も写真も(プロ野球チームも?)同じコンテンツなのです。従来の発想にとらわれずに、様々なデバイス、シチュエーションでユーザーを楽しませる、感動させるということを追求するのがこれからの編集者の責務の筈です。
また、従来のカテゴリーも意味がありません。音楽やテキストや写真や動画という枠を超えた新しいジャンルのコンテンツでヒット作をつくることが、本当に意味でも市場の活性化です。不肖、私もそんな新しい作品つくりにコンテンツプロデューサーとして関わりたいと思っています。

3.分配料率を再構築する
 レコード会社と同じ過ちを犯してはなりません。CDの読み替えで音楽配信の料率を決めようとしたことは、日本の音楽業界の発展のためにはマイナスでした。電子書籍も紙の書籍の料率をベースにするのではなく、0ベースから分配比率を考えていくことをお薦めします。同時に「作家とプラットフォームと読者がいればいいのだ、iPhoneなら70%だ」という論理も、ビジネスという観点では私は間違いだと思っています。音楽では、レコード製作者に著作隣接権が認められています。(この場合のレコード製作者の定義にもいろいろ問題があるのですが、それはともかく)編集者も同様の立場が認められて、しかるべきです。音楽における原盤権の発想も参考になるかもしれません。リスクを負って新しい才能を育て、プロフェッショナルなスキルで商品をユーザーに届ける自分たちのノウハウを、言語化し、数値化することが、電子書籍の時代には必要なのでは無いでしょうか?個人の集積だけでは達成できない、生態系をつくってきたという自負を、出版社が持つべきだと私は考えます。

以上が、音楽プロデューサーから出版社で働く編集者の皆さんへの提言です。

ご無礼があったらお許し下さい。
また、門外漢であるが故の、思い違いもあるかもしれません。遠慮無くご指摘下さい。
出版社以外の立場の方からのご批判も甘受します。
これを機会に論議を深めていけたら嬉しいです。

このような機会を設けて下さったエミューの会の皆さんに感謝しつつ
当日のプレゼンテーションシートを下記に公開しました。
ご興味のある方は、ご覧下さい。
http://www.slideshare.net/NorikazuYamaguchi/ss-5960417

2010年11月23日火曜日

電子書籍は音楽配信の夢を見るか(3)

今日は、まず、音楽業界のCDと配信の料率の話をしようと思います。

いわゆるレコード会社、メジャーレーベルで新人アーティストが契約する場合の条件はこんな感じです。

 アーティスト印税が1%というのは、びっくりするような低さだと思います。ただ、実際は、これまではレコード会社がアーティスト育成費を払うなどの形で、無名でも、アルバイトをしないで音楽活動に専念できる環境を数年間用意するというのが一般的でした。アーティストは安易に「給料」という言い方をしますが、専属契約をすることの対価ですし、平たく言うと、売れるまでの間、音楽活動に専念させるための先行投資です。
 楽曲の権利(著作家印税)は、業界慣習で確保されていますし、売れれば、アーティスト側とレコード会社の力関係が逆転していくのも一般的で、洗練された仕組みが出来上がっていました。一部の業界外の方が「搾取の構造」と言うことがありますが、的外れだと私は思います。ただ、CDが売れなくなっていく中で、レコード会社が"世知辛く"なっていて、「洗練された仕組み」が成りたくなっているのが昨今でもあります。

 さて、音楽配信の料率の話です。レコード会社は、アーティストおよび事務所に対して、パッケージ契約の読み替えで、対応しようとしました。返品控除や、ジャケット控除という名目が契約書にあるので、論理的に破綻していたと思います。私達事務所の立場だと受け入れがたいものでした。法律論的に言うと、「送信可能化権」というパッケージで売る(複製権)とは別の概念も認められ、配信については、別のロジックで考えるのが正しいと思います。
音楽制作者連盟が提唱した、論理的かつ現実的な分配モデルは下記の通りです。配信事業社(CP)と取り分は、もう少し圧縮できる場合も多いと思いますが、、。

 いずれにしても、電子書籍においては、紙の書籍の読み替えではない、別のロジックの組み立てが必要だと思います。

 さて、本稿の1で、日本の音楽配信はモバイルが9割弱であるということをお話しましたが、そのモバイルの7割強をレコチョク(レコード会社直営着うたサイト)が占めていると言われています。データは発表されていないのですが、各社モバイル担当に聞いても7割は超えているとのことでした。レコチョクは、大手レコード会社が共同出資した会社です。他のCPから見ると、独禁法違反の疑いもあると思うのですが、何故か大丈夫でしたね。
 また、音楽事務所社長の立場で言うと、アーティスト側に、パッケージの読み替えの印税を強要しておいて、着うたマーケットを独占しているのは理不尽です。但し、すこし俯瞰して見ると、着うたの利益がIT事業者に吸い上げられずに、音楽業界内に留まったのは良かったとも言えます。この15年位の間で唯一と言ってもいいくらいのレコード業界の成功施策がレコチョクをつくったことだというのが私の持論です。時代に乗り遅れがちで、団結力も弱いレコード会社が、共同でプラットフォームをつくり、売上を業界外に出さなかった、レコ直の「成功例」は出版業界にも参考になるのではないでしょうか?

と言うことで、今日はここまで。
もう少し続きます。

2010年11月22日月曜日

電子書籍は音楽配信の夢を見るか(2)

前回の続きです。

●出版ビジネスはデジタルに"のびしろ"がある!?
まずは、この図表から。


デジタルコンテンツ財団がまとめたデジタルコンテンツ白書からの引用です。
コンテンツ全体では、音楽の3.7倍ある出版業界の売上が、デジタルだと98%しかないですね。
この白書における各ジャンルの定義がどうなっているのか、細かく吟味はできていないのですが、大まかに言って、出版業界はデジタル化に、売上増大の可能性があるということは言えるでは無いでしょうか?

●出版市場も右肩下がり!?


業界外の私が指摘するのも、お釈迦様に説法という感じで恥ずかしいのですが、
こんなことなんですね。

そこで、音楽業界と出版業界を1980年を100として比較する表をつくってみました。
●出版業界と音楽業界は相似形!?


全体的な傾向は同じだけれど、CD売上の落ち込みのほうが早く、激しいですね。2008年の時点で28年前の水準まで落ちてしまっています。

●多様な収入源がある音楽ビジネス
但し、業界の比較ということで言うと、この比較だけでは不十分です。
音楽ビジネスは、多様な収益源があるのです。
アーティストマネージメント(音楽事務所)の視点で見ると、収益源は、
・CD売上⇒原盤印税、アーティスト印税、プロモーション印税等
・配信売上⇒原盤印税、アーティスト印税、プロモーション印税等
・著作権(楽曲)印税⇒放送二次使用料、カラオケ使用料等々
・コンサート興行売上
・ファンクラブ(モバイルFC含む)
・マーチャンダイジング
・TV出演料、CM契約料
などがあり、アーティストのタイプや事務所のカラーにもよりますが、
一定以上の規模になると、CDや配信からの売上は、2~3割程度が多いのではないでしょうか?
個別の説明をしだすときりが無いので、割愛しますが、ご興味のある方は、ご質問いただければお答えします。
アーティストを核とした、音楽ビジネスには、多様な収益方法が確立されていることが、
出版業界と音楽業界の大きな違いであるということは言えると思います。

●コンサート売上、著作権使用料は堅調ないし微増している
参考までに、JASRAC使用料とコンサートに関する指標を上げておきます。


CD以外の売上は、まだ増加率は高くないですが、増え続けているのが現状です。これらにも多様な問題があり、安穏とできる状況ではないのですが、とりあえず、まだ落ち始めてはいないという事はおさえるべきポイントでしょう。

ちなみに、すこし余談になりますが、音楽業界の周辺にもビジネスがあります。古くはカラオケ産業、着メロ等のモバイル産業、楽器販売、音楽スタジオレンタル、CDレンタルなどがあげられます。音楽業界は、周辺にビジネスチャンスを生みながら、成長してきていると思います。着メロもカラオケも、音楽業界の出自とは無関係の会社が始めて、大きな利益をあげてきました。もしかしたら、音楽業界内でもっと新規事業を興していくべきだったのかもしれませんが、産業とは、そういうものなのかもしれませんね。

最後にカラオケ市場の図表をあげておきます。
参加人数が微減で、売上が激減しているので、デフレの象徴みたいだなと思いました。

今日はここまで。
まだ続きます。

2010年11月18日木曜日

電子書籍は音楽配信の夢を見るか(1)

先日、エミューの会という、出版業界のデジタル担当者の私的勉強会のスピーカーをやらせていただきました。その時、お話した内容が評判がよかったので、何回かに分けて、このblogで紹介しようと思います。

まず、最初に質問です。以下の文章にYes/Noで答えてください。

<Q1>日本は世界一のCD大国である?

どう思いますか?
こちらの表をご覧ください。

2009年に、日本はアメリカを抜いて、世界一のCD売上を持つ国になりました。日本もピークの半分以下に落ちているのですが、欧米の落ち込みはもっと壊滅的で、昨年、逆転しました。円高の影響も多少あるのですが、この傾向は今年も進んでいるので、しばらくの間、日本の首位の座は揺らがないようです。この事実を、「日本人はパッケージ好きだから」と好意的にとらえるか、「時代にどんどん遅れていっている」とネガティブに考えるかは、意見のわかれるところでしょうね。もうCD専門のチェーン店(タワーやTSUTAYA)は、大まかに言うと、日本にしかありません。

<Q2>日本ではiTUNES MUSIC STOREは失敗している?

これも意外に思う方が多いと思いますが、YESです。日本におけるiTMSのシェアは2%以下です。(PC配信の中では6割程度のシェア)この表は、2008年のデータですが、そんなに大きな変化は起きていません。

配信だけでも5%程度しかありません。アメリカでは2010年四半期でiTUNESのシェアが70%を超えたとの情報もありましたので、大きな違いです。日本の音楽配信は、9割弱が携帯電話によるものなのです。
ただ、iTMSが失敗していることは、アップル社の日本における敗北は意味しません。コンテンツを利用して、ハードを売って儲けるという、ビジネスモデルは、コンテンツプロデューサーにとっては、屈辱的と言うべきかなというのは、私の見解です。
iTMSが普及しない理由は、日本にしかないCDレンタルがあるのが大きな理由だと言われています。25年前に、日本にしかない「貸与権」という権利が法律で認められてしまったのですが、
レコードからCDに商材が変わったときに、手を打てなかったのは、音楽業界の大失敗でした。そのことが結果的にiTMSの存在を下げているとすると、何がよかったか悪かったかの判断は、なかなか微妙だなと、率直に思います。

前回のblogで佐々木俊尚さんの「電子書籍の衝撃」の音楽業界の引用が間違っているという指摘をさせていただきましたが、何となく正しいと思っていることでも、ちゃんと確認してみると間違っていることはあるものです。常識だと思っていることもちゃんと疑ってみましょうという問いかけでした。

次回から本題に入ります。

2010年10月17日日曜日

「電子書籍の衝撃」の誤りを指摘してみる

読後すぐにアップするつもりが、半年くらい経ってしまいました。タイミングを逃しましたが、大事な話なので、blogにまとめておこうと思います。

ちょっと過激なタイトルにしてしまいましたが、佐々木俊尚さんの「電子書籍の衝撃」について。この本はとても良い本だと思います。出版業界の過去と現在と未来を上手にまとめてあるし、ネットに関する見識も確かです。勉強になりました。

ただ、出版業界の今後を説明する際に、音楽業界を引用しているのですが、その内容が不正確な部分が多くて、たくさんの人が読みそうな本だけに困ったなと思いました。
著者が「はじめに」で「音楽に学べ」と書いてあるのですが、いきなりその内容が不正確です。たとえば「~iPodが発売されてからデジタル化が加速し、いまや音楽CDはあまり売れなくなって、インターネット配信で楽曲を購入して聴くという行為が一般化しています。おそらくは本も音楽と同じ道を~」とあるのですが、日本でCDが売れなくなったのは事実ですが、同時にPC配信は定着していません。日本の有料配信の9割はモバイルでのダウンロードです。CDは1998年の6075億円をピークに2009年は約2961億円、有料配信は約910億円ですが、PC配信はその1割程度です。(日本レコード協会データによる)日本の音楽配信では、「PC配信は根付いてない、モバイル(着うた、着うたフル)も頭打ちになってきた。」というのが現状です。レンタルCDという日本にしかない業態があるのも一つの原因かもしれません。

175P「従来の収益モデルの崩壊」も、総論としては、その通りなのですが、そこで試算されている「1万枚位の売上で、2800円の音楽CDだとして、アーティストに入ってくる印税は84万円しかないのです」という断言の根拠が不明です。単純計算すると3%の印税ということになるのですが、前後に何の説明がありません。ちなみにメジャーレコードと契約した際のアーティスト印税は、新人の場合1%~2%が一般的です。楽曲の著作権に関しては、6%がレコード会社から著作権団体に払われ、出版社と作詞作曲者側が1/2というのが一般的です。(実績がある作家だとも作詞、作曲、出版社が1/3ずつという場合もあります。)作家と編集者と出版社による出版業の枠組み対して、音楽ビジネスの方が”登場人物”が多く、複雑な構造なのでわかりづらいのかもしれませんが、ビジネススキームの正確な把握が無いと電子書籍の参考にはならないのではないでしょうか?

本作で何度も登場する、まつきあゆむさんのMAFに対する言説にも異論があります。まつきさんの新たな試みへの挑戦は、大変興味深いですし、私は彼の音楽性もレスペクトしています。ただ「大橋トリオや小山田圭吾に近く、ポップの概念を究極にまで推し進めようとするようなエッジの効いた彼のサウンドには~」という説明に、共感をする人は、まつきさんのファンも含めて、ほとんど居ないのではないでしょうか?彼の音楽性は、ニューミュージックと呼ばれてた頃から続く、日本のオーソドックスなシンガー・ソングライターの系譜上にあるものです。おそらく、メジャーレーベルが投資するには、大衆性やわかりやすさに欠けると判断されたのでは無いかと推測します。メジャーが乗らないけれど素晴らしい才能を持ったアーティストというのは、たくさんいます。まつきさんが注目された主な理由は、その「戦略」、まさに佐々木さんが評価されている方法論であって、音楽そのものではないのが現状です。

著者の佐々木さんは、ご自分でも音楽マニアではないと書かれているので、責めるつもりがありませんが、試みの面白さに目を奪われるあまり、過剰評価をしてしまうのは、まつきさんの音楽性にもファンに対しても、決して、プラスではないと、老婆心ながら思います。 

これに限らず、音楽ビジネスに関しては、それぞれ状況が違っている日本とアメリカと欧州を、都合よく引用されている形になっていて、ちぐはぐです。
P176の「強い関心を抱いてくれるリスナーと~メジャーレーベルや事務所に所属する必要はありません」という断定も、かなり乱暴です。日本のアーティストで、自分でマネージメントをしているアーティストは、かつてメジャーレーベルや事務所に所属して、一定のファンを獲得してから、”独立”している場合が、ほとんどです。その場合もコンサートプロモーターや音楽出版社など、業界の既存のプレイヤーがサポートしているのです。

また、別の視点で言うと、音楽業界では、インターネットが広まる以前、何十年も前から、バンドと素人マネージャーだけで始めた音楽が、ユーザーに支持され、スターになったいう事例は、たくさんあるのです。そういった状況を踏まえて、インターネットの影響を語らないと、正確なロジックは組み立てられないと私は思っています。

私は、著者をtwitterでフォローしているのですが、適切なニュースをピックアップして紹介してくれるので、とても助かっています。信頼できるITジャーナリストだと思っています。この本の論旨も総じて言えば、賛成できるところが多いです。それだけに、音楽ビジネスに関する安直かつ乱暴な引用は、残念でした。また、たくさんの人がこの本を読むことで、音楽業界への誤解が広がることが、心配です。

最後に、尊敬する友人で、著名DJの沖野修也さんの以前のtweetを紹介します。この本を読んでのつぶやきかどうかわかりませんが、

@SHUYAKYOTOJAZZ:
「出版業界の皆さん、音楽業界を参考にしないで下さい。僕達、まだ答えを見つけてないので。」

まったく、同感です。


追記(2012年5月3日):1年半の間に、このエントリーは、かなり多くの方に閲覧いただきました。複数の関係者の方から「佐々木さんは調べないで書くので有名なんだよ」を伺うこともあり、納得しました。その後も佐々木さんは活発に活動されていて、そこで提唱される概念や未来像は、刺激を受け、共感することも多いです。おそらく「答え」が見えているので、その「答え」に繋がりやすい現象を見つけると、ピックアップしたくなるのでしょう。
 古い感覚かもしれませんが、私としては、きちんと調べないで文章を発表する人をジャーナリストとは呼びにくいけれど、佐々木さんを新種の「思想家」として捉えれば、その「思想」については、賛同する部分も多いです。「思想家」として頑張っていただいて、ネットの世界では影響力があるだけに、あまりお詳しくないエンタメビジネス分野で、半端な発言をされないことを祈っています。

追記(2013年4月21日):その後も、このエントリーへのアクセスがあるようです。書いてあることは間違っていないので、特に訂正する理由は無いのですが、音楽配信に関する誤解については、このエントリーがわかりやすいので、興味のある方はご参照ください。3部作になっています。

●<コラムスピン>続・iTunes Storeは日本では失敗してるんだよ(2012年10月23日)

2010年10月2日土曜日

僕がtwitterをはじめた理由

というタイトルで、音制連のサイトにコラムを書きました。
こちらです。
興味のある方はご覧下さい。

nexusは、音楽事務所の団体、日本音楽製作者連盟が運営する、ユーザーとアーティストをダイレクトにつなぐサイトです。コンテンツも徐々に増えていきますので、お楽しみに。

結局、blog始められてないまま、半年経ってるな。
徐々にやります。

2010年5月8日土曜日

My Works:ミヤギサトシショー

◆digest
今は、静岡県舞台芸術センターの芸術監督を務める、宮城聰によるソロパフォーマンスプロジェクト。
1986年に開始し、小説を脚色せずにそのまま語るという形式にも関わらず、総合演劇としてのクオリティとインパクトで話題を集めた。代表先に小林恭二作『純愛伝』『小説伝』
いとうせいこう作『ノーライフキング』がある。
1992年からは、外部演出を招き「スーパーミヤギサトシショー」と名付けた公演を開始、
書き下ろし新作として『ホーキング博士宇宙を語る』(作:荒俣宏、演出:麿赤児)、『蟹は横に歩く』(作:宮沢章夫、演出:平田オリザ)を上演した。


◆producer's note
僕が、演劇のプロデュースをしていたという経歴は、今や、ほとんど知られてないと思う。いくつかの偶然が重なった事で、20代前半の仕事なので「若気の至り」と言うべきかもしれないが、自分には、とても貴重な経験だった。
当時は、小劇場演劇ブームのまっただ中だっだけど、演劇業界のシステムは未整備だった。演劇界の慣習もあるのかもしれないけど、すべての事を、自分たちで行うという根性と姿勢は、この時に学んだ気がする。
才能を持ちながら、東京大学美学科に8年通うという長期の「モラトリアム」状態だった、宮城さんを、学生劇団(冥風過劇団)から離脱して、本格的な演劇活動(ク•ナウカ)につなぐ事ができたので、一番の功績かもしれない。今や、宮城聰は国際的に活躍して、高い評価を得ている。
ミヤギサトシショーも、音楽や美術も含めて総合芸術として高いレベルで、いくつかの作品は、歴史に残る名演だと思うので、そのうち、記録映像を整理して、公開したいと思っている。

2010年5月6日木曜日

profile

山口 哲一(Yamaguchi Norikazu)
※my profile in English is here

プロデュースのテーマは
テクノロジー活用によるエンタメの拡張、グローバル展開、異業種コラボレーションの3つです。
既存の仕組みも最大限に活かしながら、エンターテインメントの新しいビジネススキーム確立に挑戦しています。
1964年東京生まれ。音楽プロデューサー、エンターテック・エバンジェリスト(enter-tech evangelist)
国際基督教大(ICU)高校卒、早稲田大学 在学中から音楽のプロデュースに関わり、中退。
1989年、株式会社バグ・コーポレーションを設立。アーティストマネージメント業務を始める。SION村上"ポンタ"秀一佐山雅弘村田陽一等、実力派アーティストのマネージメント行う。
2001年頃より、プロデューサー活動を始め、オリジナリティの高い作品を数多く発表。
2003年、ワールドミュージックエレメントを採り入れた東京発J-popというコンセプトで「東京エスムジカ」を立ち上げる。ファーストシングル『月凪』は、全国FM局のパワープレイ新記録を樹立。その後も、10人組のガールズホーンバンド「ピストルバルブ」、タイ人美少女ボーカルによる未来派ポップユニット「Sweet Vacation」など、時代を反映した今日的なアーティストを輩出している。
 2011年頃より著作活動を始める。国内海外のコンテンツビジネスに関する知見を活かして、音楽とITに関するエバンジェリストとして、パネルディスカッションのモデレーターや、コンテンツ系ITサービスのアドバイザーなども積極的に行っている。
 2013年1月より 超実践型、プロ作曲家養成セミナー「山口ゼミ」を主宰。数多くの新人作曲家を世に送り出している。

 2013年3月 世界10都市同時開催のSocial Media Week2013で「ソーシャルメディアは世界とつながっている。J-POPはK-POPに学べるか」のモデレーターを務める。三浦文夫(関西大学教授)、TAKU TAKAHASHI(m-flo)を招いてのトークが話題を呼んだ。
 SXSWにも積極的に関与し、JAPAN PAVILION2013〜2015、JAPAN DAY2015JAPAN HOUSE2016のプロデューサーを務める。

 2014年には、エンターテインメント系のスタートアップを支援するための「Start Me Up Awards」を企画し、実行委員長を務める。音楽家を全チームにビルドする世界初の試み「MUSICIANS' HACKATHON」も併設で行い、話題を呼んだ
 次世代の音楽ビジネスを担う人材を育成するための「ニューミドルマン・ラボ」を始めるなど、音楽、エンタメとITの連携について、先駆的な試みに挑戦し続けている。

Twitter⇒@yamabug 
Facebook⇒ yamabug
Blogs in English ⇒ wordpress

○所属
『デジタルコンテンツ白書(経済産業省監修)』編集委員 2011〜
SXSW JAPAN HOUSE Co-Founder, 総合プロデューサー 2013〜
作曲家養成講座「山口ゼミ〜プロ作曲家になる方法〜」主宰 2013〜
「Start Me Up Awards」実行委員長 2014〜
「クリエイターズキャンプ真鶴」実行委員長  2015〜
「ニューミドルマン・ラボ」主宰 2014〜
経済産業省「コンテンツ産業長期ビジョン検討委員会」委員 2015〜2016
(社)日本芸能実演家団体協議会(芸団協)理事 2011~2012
(社)CiP協議会フェロー 2016〜
「Innovative Technologies+」特別賞選考委員 2016〜

●著作
『ミュージシャンが知っておくべきマネジメントの実務』(リットーミュージック・監修)2017年9月
『新時代ミュージックビジネス最終講義』(リットーミュージック)2015年9月
『10人に小さな発見を与えれば、1000万人が動き出す』(ローソンHMV)2015年6月
『最先端の作曲法・コーライティングの教科書』(リットーミュージック・共著)2015年4月
『とびきり愛される女性になる〜恋愛ソングから学ぶ魔法のフレーズ』(ローソンHMV・共著 /「ラブソングラボ」名義)2015年3月
『DAWで曲を作る時にプロが実際に行っていること』(リットーミュージック)2014年9月
『世界を変える80年代生まれの起業家 ~起業という選択~』(スペースシャワーブックス)2013年9月
『プロ直伝!職業作曲家への道』(リットーミュージック) 2013年7月
『ソーシャル時代に音楽を"売る"7つの戦略〜“音楽人”が切り拓く新世紀音楽ビジネス〜』
(リットーミュージック・共著) 2012年10月 

●寄稿
『デジタルコンテンツ白書2011/2012/2013/2014』(音楽部分)
(監修:経済産業省、発行:財団法人デジタルコンテンツ協会)

コラムスピン 第40回、42回、43回『iTunes Storeは日本では失敗してるんだよ』2012年10月
<1>「日本の音楽市場状況2012」・週刊ダイヤモンド「アップル特集」の誤り             
<2>日本の音楽市場の特殊性の功罪。歴史から学べ、もう次のフェイズが始まっている
<3>音楽ビジネスの未来は明るい?<とりあえず完結編>        


コラムスピン第25回「音楽の本質的魅力は音質とは関係ない、と思ってた…。」2012年6月
日立キャピタルグループ『あるもに vol.21』「ソーシャルメディアで変わるビジネス」2012年2月

●インタビュー
 週刊アスキー「時代を駆けるキーパーソンに訊く!〜え、それってどういうこと?」(聞き手:速水健朗) 2013年10月12日発売号
 MUSICMAN-NET『続・プロ作曲家になる方法』2013年7月
 MUSICMAN-NET『プロ作曲家になる方法』 2012年12月

●プロデュースアーティスト
    j-Pad Girls                     2012 〜
    The_AIU                      2010 〜
    Sweet Vacation          2006 〜 2011
    ピストルバルブ             2005 〜 2010
    東京エスムジカ             2003 〜 2010

●マネージメントアーティスト
    SION                    1998〜2015
    こだまさおり              1997〜
    塩谷達也                    1997〜
    Blue Bird Beach          2011〜2014
    ScrambleCity              2010 〜2012
    村田陽一(SOLID BRASS)        1998〜2008
    村上“PONTA”秀一        1998〜2007
    佐山雅弘                   1992〜2002
    こなかりゆ                1998〜2000
    LOVE CIRCUS           1997〜1999
    SWITCH                  1995〜1998

●メディア・イベント出演
・イベント主宰:『sensor ~ it&music community』powered by happydragon 2012年4月〜

・セミナー主宰:「山口ゼミ〜プロ作曲家になる方法」(東京コンテンツプロデュサーズ・ラボ主催) 2013年1月〜

・イベント主宰:「作曲家リレートーク」(MUSE音楽院公開講座)2013年8月〜
       (ゲスト:浅田祐介、鈴木daichi秀行、今井大介、corin.ほか)

・イベントモデレーター:Tokyo Boot Up! Conference day 2013年11月16日
「音楽サービスの近未来 〜ミュージック・ディスカバリーって何?〜」(ゲスト:鈴木貴歩、ジェイコウガミ)
「グローカル(グローバル+ローカル)〜グローバルはローカルからこそ始まる〜」(ゲスト:島野聡、多胡邦夫)

・イベントモデレーター:Social Media Week2013「ソーシャルメディアは世界とつながっている。J-POPはK-POPに学べるか」(ゲスト:三浦文夫、TAKU☆TAKAHASHI) 2013年3月22日

・NHKFM『元春レイディオ・ショー』ゲスト出演2012年12月4日

・日本レコード協会第37回セミナー
 『クラウドサービスが今後の音楽ビジネスに与える影響と対応策について』 2012年2月
・大阪工業大学知的財産学部「知的財産実務」研修 講師 2011年9月、2012年9月
・Peatix イベント
 『音楽・アーティスト活動のこれから 〜Direct to Fan (D2F) マーケティング時代のサバイバル術〜』 2012年2月
・東京芸術大学シンポジウム
 グローバル化するJポップ~「J-meloリサーチ2010」の調査結果から』2011年4月
・ニコニコ生放送 『二次創作ワークショップ2〜著作権講座〜』             2011年3月
・USTREAM 『著作権討論会』〜だだ漏れ時代の著作権を考える〜    2010年7月

●映画音楽プロデュース
    「アイランドタイムス」 (監督:深川栄洋)                    2007年
 『アイランドタイムス・オリジナルサウンドトラック』(ポニーキャニオン)
    「陽気なギャングが地球を回す」 (監督:前田哲、原作:伊坂幸太郎)    2006年
 『陽気なギャングが地球を回す・オリジナルサウンドトラック』(SMErecords)
 『How we do it!/All right』(Skoop on somebody/和田アキ子)
    「紀雄の部屋」 (監督:深川栄洋)                                  2004年

●TV番組プロデュース
      BSフジ「無意味良品」     2004年4月〜2007年2月
      BSフジ「LIFE GOES ON」      2005年

●出版プロデュース
     「ゴスペルの本」 (塩谷達也著・ヤマハミュージックメディア) 2010年 
     「無意味良品」(ワニブックス)                                   2005年

●デジタルコンテンツ・プロデュース
       USTREAM番組「USTバケイション」  2010年5月 〜 2010年8月
       iPhone Application「TOKYO DATE」 2009年10月〜
       GYAO「Kim Sound Story」              2007年

●コンピレーションアルバム・プロデュース
    『Swing Dance Party〜club now〜』 2010年5月 
    『JJ Sparkling』                              2010年1月 
    『authentica delight』                     2007年11月 
    『authentica voyage』                    2006年7月 
    『authentica citrus』                      2005年8月 
    『authentica frontier』                   2005年4月

●エージェント
 鈴木裕美/演出家            2011〜
    小林恭二/作家            1989〜2000
    川西蘭/作家             1990〜1995

●舞台プロデュース
       ピアノ&朗読『南の島のティオ』 於:青山円形劇場ほか 
          (原作:池沢夏樹、演出:鈴木裕美、 朗読:ラサール石井、ピアノ:佐山雅弘)
       スーパーミヤギサトシショー『蟹は横に歩く』 於:渋谷ジァンジァンほか
         (出演:宮城聰 作:宮沢章夫、演出:平田オリザ)
       スーパーミヤギサトシショー『ホーキング博士宇宙を語る』 於:汐留PIT
         (出演:宮城聰、作:荒俣宏、演出:麿赤児)   
      ミヤギサトシショー『ノーライフキング』 於:Parco Space
         (原作:いとうせいこう)
      ミヤギサトシショー『香水』  於:青山円形劇場
         (原作:パトリック・ジュースキント)
      ミヤギサトシショー『小説伝』 於:スタジオ200
         (原作:小林恭二)
      ミヤギサトシショー『純愛伝』 於:渋谷シードホール
         (原作:小林恭二)

●その他
ITmediaブログ⇒「コンテンツのメディアの近未来
プロデュース作品のセルフレビュー⇒ ブクログ
読書記録公開⇒ Media Marker 

2010年4月18日日曜日

blogはじめます

本当に、何を今更という感じですが、blogを始めることにしました。
初めての体験です。
職業的にも、性格的にも、個人的な嗜好としても、ネット上に個人の意見を発表するなんて,一生やらないと思っていました。自分にとっては、一大決心なんですが、自分が変ったのではなく、時代状況が変ったのだと思っています。
個人が誰でも「メディア」として機能する時代に、自分だけやらないのは「損すぎる」ので、やらざるを得ないなと思いました。
と言っても、やる以上は楽しく、継続してやろうと思いますので、宜しくお願いします!